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花輪講座第一回目を開催しました。

 

皆さん、こんにちは(*^-^*)

久しぶりの活動記録となりました。

夏休みも終わり、二学期が始まりましたね。長い学期です。行事も次々に巡ってくるまさに追われるような日々が始まり子供達はいつも以上に頑張っていることと思います。その反面、学ぶこと、吸収することも多い学期です。子供の様子にアンテナを高くして見守っていきましょうね。

 

さて、鶴岡市内では何校かの中学校が体育祭を実施した9月2日(土)。

花輪講座第一回目が出羽荘内国際村研修室で行われました。

 

 

 

保護者向け限定30名の3回連続講座。

 

花輪先生の講話を間近で聴ける機会なんて滅多にありません。

 

開始直後から皆さん真剣に耳を傾けていました。

 

 

 

不登校、ひきこもりがテーマ。第一回目の今回は不登校発生のメカニズムや解決に向けて取り組むための基本的な知識、発達障がいとの関連などを中心に、花輪先生が取り組んでいる支援の在り方、考え方を話していただきました。

 

 

 

学校におけるストレスと個々の心理的な成長・発達の状態が絡み合い、心的エネルギーを消費し前に進めなくなった時に周りが、親がすべきことは何か?

 

実例や研究に基づいた根拠なども交えたお話に、子供を支援していくために必要なことは何か?ということを深く深く考えさせられました。

 

 

 

参加したくても参加できなかった方に。全部はお伝え出来ませんが・・・。

 

 

 

刺激すべきはネガティブなことではなくポジティブなこと。

 

話ができない状況にあったら一方通行でもいいから関わりを持ち続けること。

 

根底にある不安の存在の解決には踏まなければならない段階があること。

 

学校を含む社会で生きていくために「自分で考え、自分で決め、自分の足で歩むこと」が最終目標。

 

最終目標に向けて学校や専門機関と連携を取り、特に節目節目を細かく考えながら技術を持って特性に合った支援をしていかなければならないこと。

 

親は床暖房の役割。やることはたくさんある。

 

 

 

ここに挙げたのはほんの一部です。

 

中には登校拒否から不登校という言葉に変わった秘話や「ピンクのカモシカ」の話も・・・。

 

不登校支援には様々な考え方や方法がありますが、今回の講座では発生のメカニズム、目標の持ち方、家庭の役割、親の踏ん張りどころなどを学びました。

花輪先生のトリプルブッキングの十八番ネタやここでしか聞けないお話もあり、そのお人柄に笑いもたくさん。

参加した方々の感想を聞く時間もないくらいギリギリまでお話頂き、3時間があっという間でした。

 

 

 

次回は1014日(土)1330~。

※当講座は既に受付が終了しております。

 

筆)naka

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コメント: 1
  • #1

    タケ (水曜日, 06 9月 2017 09:40)

    講座1回目参加しました。花輪先生のお話、どれもとても興味深いことばかりでした。

    発達障がいの子にとって、学校での集団生活はストレスになることも多く、万事にネガティブ思考な我が子の場合、もう、至るとこに落とし穴がある感じ。「学校しんどい。行きたくない」発言は日常。
    (^_^;)
    不登校のことは、明日は我が身の心境で聞いていました。

    書き留めたことからいくつか(長文すみません)。

    □学校に行けないという子に、ただ「休ませなさい」という専門家には疑問。「ためしに明日から3日間会社を無断欠勤してみて。4日目出られないよね?」という例えに納得。病気とか明らかな理由のない「休み」、本人は毎日学校を気にし続けている……(休まってない)。

    □学校に息苦しさを感じている子を戻すのはいかがなものかという反論も。だが、学校へ行かなくてもいいという考え方の反対をあえて主張する。とはいえ、学校に形だけ復帰してももちろん意味がない。

    □不登校支援の目標は学校復帰だが、なにより大切なのは「自分で考え、自分で決め、自分の足で歩むこと」を学ぶこと。
    社会の中で生きていく=学校は子どもにとって社会そのもの。

    □ひきこもりの場合、家族以外の人との関わりの中で解決していく。成人のひきこもりはどうしても家族ばかりが背負いがちで、解決の糸口が見つけにくい。学校、会社などどこかに所属があれば、それが糸口になるが……。

    □不登校はガソリン(心的エネルギー)の足りない自動車と考える。故障ではない。どうしても故障箇所(動けない原因)を特定しようとしがち。これまでのことを根掘り葉掘りして原因探し(犯人探し)するだけでは、希望も持てずみんなで落ち込むだけ。

    □不登校の原因は、本人にもよく分からないもの。きっかけは何かあるんだろうが、それが分かったとして、そのストレスを取り除いたらすぐ学校に行けるようになる……?受けた傷が生々しいぐらいすぐのことなら解決もあるだろうが、そんなに単純にはいかないもの。原因がわかっても、対応方法にはつがらない。

    □不登校は登校を拒否してるのではない。怠けでもない。学校に対して特別な「すくみ反応」を起こしている神経症的な問題であろうととらえる。馬が障害物を前にすくんでしまうイメージ。

    □そこで、原因探しに全力を尽くすより、まずはガソリン(心的エネルギー)注入!ガソリンにあたるものは一人一人みな違うので、「この子にとってのガソリンは何だろう」と考えなければならない。そして、ガソリンを入れていくプロセスがすべてガソリンになる。

    では、ガソリンは……、
    おれはやれる!という成功体験?
    失敗をうまく乗り越える失敗体験?
    登山やキャンプとか非日常なイベント?
    日常生活の中での体験こそ重要?

    という話からが、次回以降でしょうか(頂いた資料を見ると)。
    ガソリンの入れ方、家族にできること、学校とのつながりのつくり方、長期的なフォローの考え方など、興味深い項目が色々。楽しみです。

    最後に、
    □花輪先生をはじめ、成功者にみんなが「なにをすればそうなる?マニュアルを教えて」と聞くが、誰がやっても同じ結果がでるのがマニュアルであり、人間相手にマニュアルはない。

    発達障がいの子への向き合い方と同じですね……。本からの知識で頭でっかちになりがちな自分に、大事な言葉です。
    (゜-゜)(。_。)