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H30年度 発達が気になる子のための子育て講座 第二回目が開催されました

皆さんこんにちは。

晴れの日がいつまで続くのだろう・・・と数えていたところにやってきた豪雨。恵みの雨、とは程遠く、地域によっては避難指示も出るほどの大雨になっていますね。

被害が最小限に留まりますようにと祈っているところです。

 

さて、8/5(日)、にこふるを会場に第二回発達が気になる子のための子育て講座を開催いたしました。

前回の小学校から高校入学までの子育てのお話から今回は「高校生の発達障害」ということで、長く養護教諭を務めてこられた近藤幸美先生よりご講演頂きました。

 

近藤先生は高校の保健室でたくさんの生徒さんと関わり、課題に向き合ってこられたそうです。支援する上で生徒の実態把握をすべく教職員へのアンケートを実施し個々の特性理解だけでなく教職員の理解促進にも尽力されました。教職を退職後も非常に熱心に発達障がいについて勉強されているそうで、講演中に見せてくださった本にはフセンやマーカーがたくさんついてあり驚きました。

 

講演は実在する学校(県外)で実際にあったケース数例を挙げ、障害特性、具体的な対応まで分かりやすく説明してくださいました。

片付けや掃除ができない生徒の課題となっているものは何か?を探り当て、構造化に結び付け成功した例や、脳機能による困難さと思われていたものが実は視覚異常によるものだった。など子育てしている保護者には新たな視点が生まれ、発達障害について知りたい、と参加された方にも「そうなのか」と思って頂けたのではないでしょうか。

視覚異常の改善にはビジョントレーニングが有効だという話がありました。視覚異常は学校で行われる眼科健診では発見が難しく、日頃の子どもの様子(字がマス目に収まらない、何かを見る時に異常に近づいて見ている、バドミントンのシャトルが打てないなど)から気づくこともあるそう。気になる場合には学校や検査時に相談をお勧めするとのこと。鶴岡市内でも実際にビジョントレーニングを実施している眼科さんがありますが、講演後には簡単な目の体操を参加者全員で。

目がすっきりしましたよ。

 

研修会後半はアインシュタインの会ならではのグループトーク。今回も色々な立場の方が集まってくださり、普段なかなかできない情報交換が出来たようでした。

発達障害のことがまだ良く分からない、もっと知りたい、という方が講演の内容が良く分からなくても、グループトークでストンと落ちる瞬間がたくさんあります。理解が深まるのです。

保護者だけでなく支援者側の参加が多かった今回。高校生あたりから対応が難しくなると感じる人は多いようです。様々な悩みを抱えながらも「知りたい」というお気持ちがあり足を運んでくださっていると思うと、主催側の自分達もその気持ちに応えたい!つい話に力が入りますね。

(また今回もオチが満載の失敗談に花を咲かせてしまった筆者でした。)

また、私達保護者にとっても、支援者側のお話を聞くことで連携の取り方や情報の出し方を学べる大変貴重な機会です。本当にありがたいことです。

 

盛り上がりを見せたグループトークもあっという間に1時間30分。

 

話し足りない感が漂う会場・・・

司会者~空気読んでよ・・・

 

はい!時間延長15分(笑)

 

この後、無情にも時間になって閉会いたしましたが、参加された皆さんには何か掴んで帰っていただけたと思います。

話し足りなかったという方、当会のおしゃべりサロンが9/9(日)にありますのでどうぞご参加くださいね。

(詳しくはHP内「おしゃべりサロン30年度開催予定日」をクリック)

 

さて、次はいよいよ就労のステージについてです。

9/30(日)13:30~にこふる栄養指導研修室にて

 

皆さんのご参加、お待ちしております!

 

 

筆)naka