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今年度最後の研修会も無事終わりました

久しぶりにいいお天気だった今日。

ふきのとうさんと共催で開催してきたH30年度研修会も第四講座の今日が最終回。

お天気が味方してくれたのかなぁ♬

会場には今回もたくさんの方々が集まってくださいました。

 

今年度は「ライフステージに応じた自立を育む」をメインテーマに、

幼少期~思春期の子育て、高校生の発達障がい、発達障がいの就労

とリレーをしてきました。

最終回の今日は小中学生が主人公。

「経験を通して自立していく小中学生の子どもたち」と題して、講師は私達も日頃からお世話になっている放課後等デイサービスハウスカの代表である、佐藤広明様。

放課後等デイサービスで関わる子どもたちの成長から感じる自立に必要なことを熱くお話頂きました。

冒頭、講師の広明さんが「話し出すと長くなるので」と出したのは”タイマー”。

さりげなくツールを出すあたりはさすがですね。

長年のご経験から専門性による支援だけではなく子どもの心を心で支え、それぞれに合った自立を目指すためにいろんな経験をして子供は成長する。自分たちは経験という種まきと水やりをしながら、子どもの成長に合わせた見守り、時に助言をする。共に過ごす時間の中での関わりに心がけているポイントや成長するにつれて変化する子どもたちを見つめながら感じていることなどを事例を挙げてお話になりました。

長い支援者生活でたくさんの支援手法を学んできた広明さんが、失敗しないようにと配慮することや敢えて出来るような環境設定は子どもに通じなくなる時が来る。子どもが自分自身と向き合う時に相談できる存在の一人として自分はありたい、と話していたことが印象的でした。

お話を聞いていると子どもたちと楽しく過ごしている広明さんの様子が目に浮かびました。子どもにとって親でもない友達でもない第三者と関わる機会はとても貴重だと思います。いろんな刺激を受けることで何かを考え、決める時の選択肢が増えるからです。

そして子どもにとって居場所を提供してくれる大人の存在はいつか社会に出て行く時に大人への不信感などを払拭してくれる免疫のような役割を果たしてくれるように思います。

佐藤広明様、すてきなお話をありがとうございました。

 

後半はおしゃべりサロンCasual Chat特別編。今回も保護者、支援者と様々な立場の垣根を越えたフリートークが盛り上がりを見せました。

保護者の悩みや疑問に支援者がそのノウハウを持って答え特性の理解を深める。また支援者も生の声を聴くことでこれからの支援に活かせる。素敵な相互作用が生まれた場面に今日も立ち会うことが出来、本来の目的を越えたCasual Chatになったように感じます。こうして繋がるって私達親にとってプラスの効果になります。自分の応援団を増やして一人で悩まず楽しい子育てにしましょ(*^_^*)

 

4回シリーズの研修会、初回は6月でした。それから5か月間、時間の経過はいつも早いと感じますが無事4回の講座を終えることができ、また毎回皆さんに足を運んでいただき、いい出会いができましたことを心より感謝いたします。

 

これから寒くなります。お身体ご自愛くださいね。

 

筆)naka