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クリスマス会

今年もこの季節がやってきましたね。12月の最初の日曜日、恒例のクリスマス会を開きました。

 

窓から暖かい日差しが射すホールで、2グループに分かれた準備では、小学生がツリーの飾りつけをしてくれました。持ち寄った飾りや即興手作りのモールリースがいい味出してくれて、ツリーがとってもゴージャスに!飾りつけをしている間は「これやりたい!」「こうしてみたい!」「じゃあ私はこっちやるね」と小気味よいやり取りも見られ、終始和やかで、元気で、楽しそうでしたよ。

中高生はクッキングの材料を分けてくれました。

ピッタリくっついて取りづらいハムに苦戦しつつも「これ上手く取れないんですよ」と声をかけてくれるし、袋のきゅうりが余ればバランスみてうまく分けてくれるし、「誰か手伝って」という声にはすーっとさりげなく近づいてきてくれる。いつから君たちはこんなに頼もしくなったんだ!?

 実は今日参加する前に数年前のクリスマス会のアルバムを見返しました。子ども達の顔はまだあどけなくて、会話をしている風でもなく目が泳いでいてどこかぎこちなかった。顔は笑っているように見えるけど、笑顔というよりは愛想笑い(苦笑)そんな時期の活動は誰かがどこかで何かしらのトラブルを起こして(巻き込まれて)、私達親は右往左往していたものでした。思い出すだけでうわーってなります(汗)

ところが、今日の子ども達はお互いに会えたことを喜び合い、話題を提供し合いながら本当に楽しんでいたようです。一昨年のクリスマス会で感じた思春期の落ち着いた関わり合い。それが更にグレードアップしていて、とても微笑ましい光景でした。嬉しいなぁ。

 さて、今年の調理はサンドウィッチとケーキデコ。毎年やっているケーキデコはさすが迷いなし!あふれ出すイマジネーションで個性豊かなケーキが次々に出来上がっていました。材料は同じ。おもしろい!

サンドウィッチは各自持ち寄った材料も使って、オリジナルサンドに。真剣な顔で、閃きを全開にして、大人も驚くほどしっかりとしたサンドウィッチを作ていましたよ。私もIくんの4枚サンドを採用させていただきました(*^-^*)

ランチタイムには自作のサンドウィッチとデカから揚げでお腹いっぱい食べました。食後のまったりタイムの子ども達が仲睦まじすぎ。これまでこんなにゆったりとした気持ちでいられたこと、あっただろうか。

 

 このように子ども達が穏やかに和やかに過ごせるのは、お互いが「会いたい存在」であるからだと思います。開会前に廊下で険しい顔をしていたKくんが笑顔になったのは、後から来たMくんの顔を見た瞬間でした。学校外で会う人、自分をそのまま出せる場所がこの子達にはどれくらいあるんだろう・・・。発達障がいのある子どもを育てていく中でいつも気になっていることなので、このような光景に出会うたびに”活動を続けてきて良かったな”と思うのです。最後の感想発表で子ども達は「楽しかったです」「またみんなに会いたいです」と言ってくれました。

 活動前に見た数年前のアルバム。今より余裕の無い顔で写っていたあの時の自分達に伝えたいです。

子ども達、しっかり成長してるよ。重ねた年月は間違ってないよ。と。

そして、子ども達!今日もとっても楽しかったよ~(´▽`)

 

(筆)naka