· 

令和2年度共催子育て講座第一講座 とてもいい時間となりました

 皆さま、お久しぶりです。コロナ禍と酷暑のダブルパンチで相当なダメージを受けておりますが、皆さまいかがお過ごしでしたか?

 本日無事に子育て講座第一講座を終えることが出来ました。昨年度末から続く新型コロナウイルスの脅威に一時は開催自体を諦めることを考えたほどでしたが、新しい生活様式の下、規模の縮小、感染対策を考慮し開催にこぎつけました。会場を貸してくださったかたぐるま様、共催のふきのとうの皆さま、アインシュタインの会会員、全ての人に感謝です。

 

 今回の講師は社会福祉法人恵泉会 あおば学園 相談支援事業所副所長 五十嵐由香様。ご存知の方も多いかと思います。終始、柔らかい笑顔と優しいトーンに心が温かくなって、あっという間の2時間でした。

 講話は相談支援の現場でお子さんやご家族と向き合い、共に歩んでこられた由香先生の豊富なご経験ならではの内容で、サポートの必要な子どもは勿論、保護者や祖父母、兄弟姉妹の思いや支援について事例を交えたお話に、「そうそう、辿ってきたの、この道」と幼少期の子育てを思い出して涙がこみ上げました。あおば学園に通うお子さんのご家族の「この子はみんなができることはできないけど、みんなができないことができるの」という言葉を聞いて、忘れかけていた想いを思い出させてもらったり、障害があっても「自分が自分でよかった」と思い生きることができるように、私たちがやるべきことは何か?と考える時間となりました。当会会員から事前に質問させていただいた事柄にも一問一問丁寧に応えてくださり、この研修会のために調べ物や準備をして下さったそのお心に深く感動いたしました。また、その質問事項から「鶴岡に、南庄内に必要なもの」を感じ取られこれから目指すべき方向、そして「いつまで」という目標をはっきりと力強く明言されました。なんとパワフルなお方でしょう。たくさんの人に慕われる所以はこの情熱なのだと確信いたしました。また素敵なご縁に恵まれた私たち。周囲の沢山の方々に支えられ助けられ子育てできることの幸せを感じずにはいられませんでした。

 講話の後は短時間の懇談タイムを設け、参加された方々から発言をして頂きました。例年であればグループに分かれたっぷり話をする時間を設けておりましたが、今年はコロナ禍。短時間で済まさざるを得ませんでした。それでもそれぞれに抱えている不安や悩み、想いを発言し、みんなで考え語り合える場になったと思います。

 ようやく開催できた研修会。広報も最小限にとどめ、参加人数もいつもの半分となりましたが、とてもとても中身の濃い時間になったように思います。小さい会が周りの力を借りて開く小さな研修会。小さいながらも、開催したことで課題は何か?を考えるきっかけになり、新たな目標が出来て、動きに繋がる。世界は人と人との繋がりによって広がっていくのですね。今日もいい出会いとなりました。その全てに感謝。

 

 次の第二講座は10月11日(日)13:30~ にこふるにて行います。

地域で発達障がいに関わっている方を講師にお招きして地域の課題を共に考えていきます。開催の詳細については当HP内でご案内いたしますのでそちらをご覧ください。

また皆さまに出会える日を楽しみにしています。

 

筆)naka